もうすぐ日本で買える怪物ポータブル電源のMonster X

海外クラウドファンディングで億越え、日本のクラウドファンディングでも3億越えの資金を集めたMonster X、仕様もモンスター級ながら支援金もモンスター級でした。私も購入を検討していました。ちょうど買おうと思っていた時に、ECOFLOWのR600が日本のクラウドファンディングでも購入できそうな時期だったため、見送ってしまいました。今更ですがMonster Xでも良かったな？と後悔しています。本当に買う直前までいったファンディングでした。日本のMakuakeでも、既にファンディングは終了しているため手に入りません。このクラスのポータブル電源だとBulettiのAC200かECOFLOWのEFDELTAという選択肢になってきますが、十分に選択肢に入る商品です。そんなMonster Xですが、日本のSEKIYAさんで予約が始まっているので紹介します。SEKIYAさんと言えば楽天市場でポータブル電源を販売している有名なショップさんですが、様々なポータブル電源を扱っていて、化け物級のポータブル電源を発売されています。実はSEKIYAさんで発売されている5000Whを超える化け物ポータブル電源を検討していました。お値段も化け物級なので、気軽に手を出せるポータブル電源ではありませんが、最近流行っている自作バンコンのサブバッテリーとして活用できる代物です。と、話がだいぶ脱線しましたが、今回はMonster Xの紹介をしようと思います。

クラウドファンディングでは不安という方も

なかなかクラウドファンディングが怖くて手を出せない、そんな方も多いと思います。納品されない、納期が遅れる、初期不良交換や修理、PSE認証がされているのか、サポートは日本語で受けられるのか？など、海外のクラウドファンディングはリスキーと考える方も多いかと思います。日本のクラウドファンディングの有名どころはMakuakeですが、Makuakeで展開される商品はINDIE GOGOやKickstarterでちゃんと出荷された製品なので、納品がされないというリスクは、ほぼありません。また質疑応答もMakuake上で日本語でなされるので、かなり安心して支援ができます。とはいっても海外の会社でかつ日本語のサポートができないメーカーもあるので、相談できる販売店で買いたい、という方も多いと思います。

クラウドファンディングのリスクを取りたくない方は、やはり日本の販売店で購入するのが良いともいます。当然、クラウドファンディングで購入するよりは、高価になってしまいますが、日本の販売店で購入できる安心感がありますね。ということで、大容量で高スペックなポータブル電源が欲しいけど、海外メーカーなのでちょっと躊躇している、なんて方にはSEKIYAさんで購入されるのも選択肢の一つになると思います。

私が初めて見たのはINDIEGOGOでした。こちらのプロジェクトはすで納品が始まっているようです。INDIEGOGOでは日本円にして2億越えのファンディングになりましたが、日本のMakuakeでは3億7千万を超えるビックプロジェクトになりました。ワールドワイドに展開しているINDIEGOGOのほうがファンド金額は大きくなると思うのですが、やはり災害が多い日本の需要は高いのでしょうか、より大きなビックプロジェクトに育ちました。（余談　ECOFLOWのR600はMakuakeで5億越え！のプロジェクトになりました。R600は私の手元に既に届いていて、キャンピングーカーで利用するのを待っています。）Makuakeのファンディングでも既に出荷が始まっているのですが、どうやら納品した製品に初期不良が発生したらしく、アップデートおよび交換が実施されるようです。

詳しくはこちらを参照してください。

クラウドファンディングを活用される方は、こういうことが起こるということを前提として支援しないといけないですね。当然、品質の悪い初期不良品が納品されたら、私も怒りますけどｗ。ただ、クラウドファンディングというものは、プロジェクトを支援してリスクを取ることで、売価のほぼ半額近い金額で取得できる、ということを忘れてはいけません。INDIEGOGOでのプロジェクトでは、納品すらされずにお金だけ取られるということが発生したこともあります。なのでファンドという表現が使われていると考えたほうが良いです。Makuakeでプロジェクトが支援できる状態の場合は、ほぼINDIEGOGOやKickstarterで出荷がされている状況が多いので、納品がされないということは、あまりないと考えても良いと思います。ですが今回発生したような初期不良などは起こりえると考えたほうが良いです。またR600のように日本に合わせた結果、INDIEGOGOとは違う仕様になることもあるので、注意深くプロジェクトを見る必要があります。私はリスクが高そうだなと思う製品（もしくはメーカー）はMakuakeで支援することにしています。単にINDIEGOGOの支援に間に合わなかったというのもあります。

もうすでにMakuakeでもプロジェクトが終了しているので、ファンドでリスクを取って安く製品を取得することはできませんが、SEIKIYAさんで予約が始まったようなので、正式な商品についても目途がたったのかもしれませんね。興味のある方は問い合わせをしてみてください。

SEKIYAのMonster Xのページはこちら

怪物級のポータブルバッテリーMonster X

さて、話が長くなってしまいましたが、Monster Xの仕様を見ていきましょう。
まず、INDIEGOGOでの仕様です。

比較資料を見てみましょう

INDIEGOGOでの比較表

Makuakeでの比較表

INDIEGOGOでのソーラパネル比較表

Makuakeでのソーラパネルの比較表

容量、出力ともに、申し分ないスペックだと思います。ElecHiveやBulettiのAC200が発表されるまでは、私の知る限りではポータブル電源の最強スペックでした。そして、この価格で支援して取得できたのは魅力的でした。

詳細スペック

最終的に詳細スペックは変更されている可能性がありますが、STORYに掲載スペックはこちらになります。容量は1700Wh、定格2000W（瞬間出力3300W）、充電方法はAC充電 400W（ACアダプター必要なし）、DC 200W （AC/DCアダプター付属、自動車からの充電は24V、12Vともに対応だが、DC5521、もしくはAndersonケーブルが別途必要）、ソーラー 200W、PD入力 65Wになります。すべてポートを同時に使って最大で665Wで充電が可能になる仕様です。
出力アダプターはACコンセント（110V±10、50/60Hz対応）、USB-A、USB-C PD 60W（入出力）、シガーソケット120W、スマフォアプリによる制御が可能というスペックです。なにげにACコンセントが前面についているので、液晶パネルは見えにくくなりますが取り回しは良さそうです。UPS（無停電電源装置）としても利用できるようです。UPS機能は瞬時にバッテリーに切り替える仕様ではなく、常にMonster Xから給電されるようです。これってパススルー給電している状況なので、バッテリーへの負荷と寿命への影響はどうなんですかね？

INDIEGOGOでの詳細スペック
Makuakeでの詳細スペック

スペックを比較する限りINDIEGOGOでの仕様からデグレード（スペックが低くなってしまう）はしていないようです。

INDIEGOGOでのストレッチゴール

なんでMakuakeでは、日本人用にストレッチゴールが無いのですかね？輸送費など、割高になるのはわかりますが、ファンド金額もでかいのだから導入してもらいたいです。日本人用のストレッチゴールでね。

あとアーリーバードの台数が少なすぎです！INDIEGOGOと提携したそうですが、日本人向けに改悪にならないことを望みます。

品質テスト

過負荷での保護機能、出力テスト、マイナス温度環境での動作検証、高温環境での動作検証など、各種家電でのテストが行われたようです。支援者からの突っ込みも丁寧に答えていますね。もちろんPSE認証が取得されています。INDIEGOGOでの表記をみてもPSE認証がされています。やはり日本のマーケットは無視できないのでしょう。

保護機能の検証

https://youtu.be/GveDn5FHC10
USB出力ポートでの電力供給検証

https://youtu.be/VpZmVL5zDvw
−20℃での動作検証

https://youtu.be/C1p5lKVDqF8
45℃での動作検証

https://youtu.be/-86WQB0DqX0
電子レンジテスト

https://youtu.be/mp04WnsUMMg
スポットエアコンテスト

https://youtu.be/3QWq92t6QB8

こんな感じのテストが活動レポートより報告されていました。それぞれ支援者から厳しい突っ込みが入るのはINDIEGOGOと変わらないですね。安全性や品質にかかわるところなので、この辺はクラウドファンディングだとしても、支援者としてしっかりと突っ込みを入れるべきだと思います。INDIEGOGOでも激しい突っ込みが入りますｗ